マタニティウェディングについて検索していると、色々なことに注意しなくてはいけないという内容がネットで上がっています。
確かにお腹に赤ちゃんがいる人が結婚式を行うため、母子ともに健康であるよう体調には充分気を付けなくてはなりません。
ですが、結婚と妊娠と言う素晴らしい出来事に触れることが出来るので幸せや祝福したい気持ちは2倍以上になります。
せっかくのマタニティウェディングなのですから少しでも楽しく過ごしたいですよね。
そこで今回は妊婦の新婦がドレス選びで気を付けなくてはならないことについて紹介していきます。
元スタイリストが過去に接客してきた妊婦さんのウエディングドレス選びの傾向から選び方のポイントをお伝えするので、安心して着ることが出来るドレスを選ぶことが出来るようになるでしょう。
マタニティウェディングで気を付けるべき3つのこと
マタニティウェディングを行う人達は、ゲスト都合や今後の仕事の関係でこれ以上日程をずらすことが難しい人や、おめでたいことなので妊婦姿で結婚式を楽しみたい人など様々な理由で実施を決めています。
しかし、どのような理由でも共通しているのが「無理をしない」「新郎のサポートが必須」であるということ。
そこで、まず始めにマタニティウェディングを行うにあたって気を付けるべきポイントを3つ紹介していきます。
・体調
・サイズ
・いつからいつまで出来るのか
体調
マタニティウェディングで一番気にしてほしいのは、妊婦さんである新婦の体調。
式日当日では安定期に入っているから問題なく結婚式が出来ると思いがちですが、結婚式の準備期間に悪阻などが重なる時期になるため、準備や打ち合わせが進まない可能性があります。
また早い段階で妊娠が分かった場合でも、式日当日に悪阻真っ只中という場合もあるため、無理のない日程で結婚式の実施を検討する必要があるのです。
少しのストレスや不安で体調が崩れママの体にもお腹の赤ちゃんにも影響が出てしまうことがあるため、体調には十分気を付けなくてはなりません。
打ち合わせのための移動や、準備での負担などでも切迫早産に繋がる恐れがあるため、無理は禁物です。
【どのような妊娠症状の人が気を付けるべきなのか?】
・悪阻のある妊娠初期(~4か月前後)
・切迫早産の恐れがあると診断された人(どの妊娠周期でもなる可能性があります)
・お腹が張りやすい人
・経産婦さん
サイズ
マタニティウェディングで一番の心配は体調ではありますが、新婦としてはウエディングドレスのサイズ感も不安に感じる人も多くいます。
実際、妊婦さんが衣裳合わせに来るとサイズをいくつか予備として抑えておくことが多く、着たいドレスが着られない場合もあるため、妊婦さんでのドレス選びは我慢が必要なことが多くあります。
サイズやドレス選びのポイントについては後ほど詳しく紹介していきますね。
いつからいつまで出来るのか
実際問題妊婦で結婚式が出来るのはいつからいつまでなのかという疑問を持たれる人も多くいるのですが、元スタイリストからすると、妊娠8か月前半(~30週)までがギリギリのラインだと感じています。
妊娠8か月目からは妊娠後期に入り後期悪阻がない限りは大半の妊婦さんが元気に過ごせる時期です。
しかし、早産ではありますが赤ちゃんがいつ出てきてもおかしくない時期でもあるので、ドレスの締め付けや重みを知っているスタイリストからすると、母子ともに負担がかからないか心配になったものです。
結婚式当日も立ったり座ったり、歩いたりすることが意外と多いのでとても冷や冷やして見ていました。
「9か月目(32週)の妊婦さんが結婚式をしたいと言っています!」という連絡を受けたときは、不安すぎてさすがに「産んでから来てください!」と断ったこともあります。
式場によっては受け入れてくれるところもあるかもしれませんが、妊娠後期に入るならばお子さんが生まれてから一緒に結婚式を行ってほしいというのが正直なところです。
マタニティでドレスを着るときのポイント
マタニティウェディングを行う場合は、妊婦さんの体調とお腹の赤ちゃんに負担が行かないことが第一優先であることを紹介してきました。
結婚式当日はもちろん準備期間中でも負担がかからないことが大切なのですが、妊婦であっても新婦であることには変わりないのですから憧れのウエディングドレスを色々試したいと思うのは当たり前のことです。
そこでマタニティでウエディングドレスを着るときのポイントについて6つ紹介していきます。
・予備サイズを押さえる
・本命を着られない可能性もある
・重いのはさける
・出来れば編み上げ紐タイプ
・良く聞くヒールはダメって本当?
・オーダードレスは避けた方が無難
予備サイズを押さえる
通常の衣裳合わせは最低でも式日より1,2か月前までに本番のドレスを最終決定決めるのですが、妊婦さんの場合、その1、2か月の間でお腹の大きさが大きく変化することがほとんどです。
そのため、サイズオーバーすることを考慮して予備サイズを押さえておく必要があります。
【予備サイズを押さえる妊娠時期】
・妊娠初期でも念のため1サイズ上を押さえておく
・妊娠中期の後半や後期は2サイズ以上を押さえることもある
人によっては妊娠6か月(20~23週)であってもお腹が出ずそのままのサイズでいけた人もいましたし、妊娠5か月(16週)の時点で1サイズ上のサイズにした人もいたので、サイズ感に関してはその人によるため、妊娠何か月だからこれくらい出る!というマニュアル的なものはありません。
本命を着られない可能性もある
サイズ感の話と似ていますが、サイズが変わってくるとドレスによってはサイズ展開がないものもあり、その時決まっている以上のサイズより大きくなってくると着ることが出来なくなります。
そのため、本命のドレスを着ることが出来なくなる可能性があるということを念頭に置いてください。
サイズ展開が少ないドレスの場合、予備の別ドレスを選んでおくこともありますので、ドレスショップの人とサイズの相談をしておきましょう。
重いのはさける
マタニティドレスでの基本は「妊婦に負担がかからないドレスであること」
そのため我々スタイリストは、自らは重いドレスの紹介をしません。
結婚式当日は立ったり座ったり、移動が多いため重いドレスは疲れやすく、お腹や体への負担が大きいためです。
とはいえ、新婦さんたちの好みもあるため、希望がある場合は出来る限り希望に近い、負担の少ない軽めのウエディングドレスを紹介しています。
お腹が出始めた新婦さんには、腹帯を巻いてお腹を支えてもらう協力をお願いしていました。
出来れば編み上げ紐タイプ
最近プレ花嫁さんたちの中で人気のウエディングのほとんどがファスナータイプのウエディングドレス。
しかし、妊婦さんにとってファスナータイプのウエディングドレスは締め付けが強いためあまりおすすめできないデザインなのです。
そのため、出来る限り編み上げ紐タイプを着てもらいたいというのがスタイリストの本音です。
お腹が出てくると、一番大きい箇所のサイズでドレスサイズを決めるため、脇下周りが緩く隙間が出来てしまうことが多く、そんなとき綺麗にサイズ調整できるのが編み上げ紐タイプのデザインになります。
バスト周りはぎゅっと絞って、ウエスト周りは緩く絞るという調整が出来るのは編み上げ紐だからこそできること。
アンダーバストでドレスを固定するエンパイヤラインは、ウエスト周りに締め付けゴムのないためファスナータイプで問題ないのですが、重みを感じられるようなプリンセスラインやAラインは編み上げ紐でサイズ調節できるデザインがいいです。
良く聞くヒールはダメって本当?
本当です。
ただでさえドレスの裾を踏んで転びかけてしまう新婦さんがいるのに、ヒールを履いてさらに転倒のリスクを高めるなんてことはしません。
とはいえ、ドレスの丈のバランスを取るためや新婦の強い希望があれば、充分に気を付けてもらうことを前提に太い安定する5cmヒールのまでならOKにしていたこともあります。
その時は必ず新郎に「常に支えてあげて、一歩一歩必ず気を付けるように!」と「転びそうになったら新郎が下敷きになってくださいね!」と強く念を押していました。(今思うと中々ひどいこと言っていますね…)
オーダードレスは避けた方が無難
気に入ったドレスがオーダードレスであったり、後日着る予定があるためオーダードレスにしようと検討している人もいるかもしれませんが、妊婦さんの場合、オーダードレスは避けた方が無難です。
その理由は、サイズフィッティング後にサイズが大幅に変わる可能性が高いから。
オーダードレスにすると約2か月ほど作成期間が必要になるのですが、妊婦さんにとってのその期間は体型が大きく変わることが多いです。
そのため、お直しが可能だとしても作り直した方が綺麗な場合があるほどサイズが変わることがあるので、出来る限り妊娠期間中のオーダードレスは避けた方がいいでしょう。
どうしても好きなドレスを着たいとき
妊婦の時のドレスの選び方のポイントはいかに体に負担がかからないドレスにするかということを紹介してきました。
とはいえ、憧れのウエディングドレスですから着たいドレスを着たいという人も中にはいるかもしれません。
そんなとき、どうしたらいいのか対応策を紹介していきます。
・着てもいいけどドレスと体調に余裕がある人のみ
・ドレスを綺麗に着たいなら産後がおすすめ
着てもいいけどドレスと体調に余裕がある人のみ
本命のウエディングドレスがとても気に入った場合、下記の条件に当てはまる場合は当日も同じドレスでOKを出すケースがあります。
・体調良好
・締め付け平気
・最終フィッティングの時点でお腹が出てくる兆しがない
・もしくは最終フィッティングの時点でお腹に充分なゆとりがある
これらの条件が当てはまった新婦さんは、だいたい妊娠中期前半(~19週)までの人たちです。
それ以降になると多くの人のお腹が目立ち始めるのでサイズアップかドレスチェンジをお願いすることになります。
ドレスを綺麗に着たいなら産後がおすすめ
「サイズアップしたことで思っていたドレス姿と違っていた」や「ドレスを変えるのは嫌だ」と考えている人は産後に結婚式を行うのがおすすめです。
妊娠をしていればお腹が大きくなってくることは避けられないことですので、出産し体型を戻してから再度気に入るドレスを選ぶのが満足できる方法になります。
とはいえ、ゲストの都合などもあるかと思いますので、結婚式はそのまま行い、産後落ち着いてから気に入ったドレスを着て後撮りをするというのもおすすめです。
赤ちゃんのことも考えてママも赤ちゃんも満足いくドレスを見つけよう
憧れのウエディングドレスですから自分か気に入ったドレスを着たいと思うのは当たり前のことです。
ですが、妊婦さんになるともう一人だけでの体ではなくりますので、お腹にいる赤ちゃんのことも考えてあげなくてはいけなくなります。
特には我慢をしなくてはならないことが出てくるかもしれませんが、安全と希望を取ったベストな一着に出会うためにスタイリストも精一杯協力していきますので、不安なことがあればすぐに伝えてください。
妊婦さんでも着ることが出来るウエディングドレスはたくさんありますので、運命の一着を見つけられるよう試着を楽しんでくださいね。
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