管理栄養士監修！冷え性の改善は体の中から！体をあたためる野菜

冷え性

冷え性は血行不良によって起こる事が多いのですが、血行不良により体にどのような影響があるのでしょうか。

・血行不良とは

・冷え性によって起こる症状

・冷え性にカプサイシンは逆効果？

血行不良とは

人間の体にめぐる血液は体重の約8％あります。

血液は栄養分や酸素を運ぶなど多くの役割を果たしています。

何らかの原因により血のめぐりが滞ってしまい、特に体の末端に行き届かず老廃物も蓄積され、様々な不調が引き起こされます。

そして血行不良による冷え性は全身に不調をもたらしてしまいます。

冷え性によって起こる症状

冷え性によって起こる主な症状は、

むくみや肥満、くすみやたるみなどの肌への影響、歯周病などの歯への影響、肩こり、頭痛、便秘、月経不順や不妊症など数え切れないほどあります。

冷え性にカプサイシンは逆効果？

間違えて認識している方が多い食材に唐辛子があります。

唐辛子に含まれるカプサイシンは体を温める効果はあるものの、実はその効果は一時的なものであり、10分程度で体温は戻ってしまいます。

さらに唐辛子によってかいた汗は脳の刺激により無理やりかいた汗である為、この汗により体は冷えてしまうという逆効果の起こる食材なのです。冷え性の方は唐辛子の摂取に注意して下さい！

体をあたためる野菜

わたしたちが食べている食品には、体をあたためる効果のあるものがあります。

今回はそのなかでも体をあたためてくれる野菜について紹介致します。

・生姜

・根菜

・にんにく

生姜

冷え性改善の代表です。

生姜に含まれるショウガオールには胃腸の粘膜を刺激して血流を改善し、身体の深部の熱を作り出す働きがあります。

加熱した生姜は、生の生姜の10倍以上ものショウガオールを含みます。

冷え性改善には蒸しものや炒め物など、加熱もしくは乾燥した生姜を使いましょう。

生姜入りはちみつレモンドリンクなど、冷え性に有効な生姜ドリンクも生姜を加熱してから作りましょう。

根菜

レンコンやゴボウなどの地中で育つ野菜には体をあたためる効果があります。

冬に地中で育つ根菜類が多いのは、寒い冬は体をあたためる必要性があるから。

根菜をたっぷり使った料理で、体の中からあたためましょう。

にんにく

にんにくに含まれる香り成分アリシンは新陳代謝をアップし、血行を良くする効果があります。

また加熱するとアリシンが別の物質に変化し、血液をさらさらにして末梢血管を拡張してくれる働きがあります。

アリシンは長ネギにも含まれています。

体をあたためる栄養素

栄養素のなかには体をあたためる効果のあるものがあります。

代表的な2つの栄養素を紹介しましょう。

・フラボノイド

・ビタミンE

フラボノイド

抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。

玉ネギやブロッコリーに含まれ、血行の促進に優れた栄養素です。

ビタミンＥ

ナスやホウレン草に含まれており毛細血管の血行促進に役立ちます。

摂取量に上限がありますが、大量に摂取しない限り問題はありません。

体をあたためる野菜まとめ

多くの女性が悩む冷え性は毎日の食生活で改善する事ができます。

冷え性改善の為に摂取する野菜や栄養素は、火を通してあたたかい状態で食べる方が高い効果を得られます。

冷え性改善グッズを使って外からあたためる事も大切ですが、日々の食生活の積み重ねで体の中からあたためていきましょう。