結婚式を行うことが決まり、式場を決めてから次に始まるのが花嫁の衣裳探し。
ウエディングドレスに興味がある人にとっては衣裳選びは楽しい時間なのですが、全ての人がドレスに興味があるわけではありません。
また、式場の雰囲気によっては和装の方が相性が良かったりするため、どれにしようか迷ってしまう人も多くいます。
そこで今回は花嫁衣裳について紹介していきます。
どのような種類や組み合わせがあるのか、式場と花嫁衣裳の相性について紹介していきますので自分たちの結婚式でどの衣裳がいいのか知ることができ、衣裳を選びやすくなるでしょう。
花嫁衣裳は何があるの?
花嫁衣裳を選び始める前に、まずは衣裳の種類について理解することが大切です。
カタログや雑誌などを見て、何となく自分が気になる衣裳がどれか探しておくと衣裳選びがスムーズになります。
主な代表的な花嫁衣裳は4種類あり、それに加えて3種類ほど地域などによって着られることがある衣裳があります。
では実際に卒花嫁さんたちはどのような衣裳を着ていたのか、割合を紹介していきます。
【結婚式で着た衣裳の割合】
ウエディングドレス 93.7%
カラードレス 66.8%
色打掛 15.1%
白無垢 12.0%
その他 2.0%
(ゼクセィトレンド調査2019年より引用:https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_report_06shutoken.pdf)
その他に入る衣裳は、引き振袖・振袖・民族衣装が当てはまります。
これらの数字を基に7種類の花嫁衣裳について紹介していきます。
- ウエディングドレス
- カラードレス
- 白無垢
- 色打掛
- 引き振袖
- 大振袖
- 民族衣装
ウエディングドレス
国内の結婚式で最も着られている花嫁衣裳がウエディングドレス。
9割以上の花嫁が着ているほど、結婚式=ウエディングドレスというイメージが強いのが分かります。
ドレスの形のこと「○○ライン」と呼び、5種類のラインの中から好みのデザインを選ぶことになります。
【ウエディングドレスの形】
プリンセスライン:
ウエストからボリュームのあるスカートのドレスでプリンセスドレスのような形からプリンセスラインと呼ばれています。
Aライン:
ドレスの全体の形がアルファベットのAの形に似ていることからAラインと呼ばれています。
ウエストラインに境目があり、緩やかにスカートが広がっているのが特徴です。
マーメイドライン:
物語のマーメイドのシルエットに似ているためマーメイドラインと呼ばれています。
ボディラインがはっきり出るラインが特徴です。
スレンダーライン:
最近人気が出ているボリュームの抑えられたドレスのことをスレンダーラインと呼びます。
スカートのボリュームを出すためのパニエがないデザインが多いです。
エンパイヤライン:
アンダーバストで切り替えられているデザインのことをエンパイヤラインと呼びます。
スレンダーラインとの違いは、ドレスがアンダーバストとウエストのどちらで切り替えられているかです。
カラードレス
色直しとして選ばれている人気なのがカラードレス。
こちらも半数以上の花嫁が着ています。
ドレスラインはウエディングドレスと同じで色が付いたものがカラードレスになり、色や形で雰囲気が全く違ってくるため気になったドレスを試してみるのがおすすめです。
白無垢
日本ならではの花嫁衣裳であるのが白無垢。どの世代のゲストからも評判の高い衣裳です。
和装婚の挙式のときに着るイメージが強いため色直しとして着られるケースは少ないのですが、フリルやレースがたくさんついている可愛らしいドレスとは違い、シンプルなシルエットで露出も少ないことからドレスに抵抗のある人にも選ばれています。
人前式や仏前式などで着られることが多く、和装前撮りでも人気の花嫁衣裳です。
最近ではドレスに使われるようなオーガンジーという柔らかく軽い素材を使ったドレスのような白無垢が出てきました。
色打掛
白無垢に色が入ったものを色打掛と呼び原色に近い色味が多いためとても華やかな花嫁衣裳です。
色直しに使われることが多く、和装前撮りでも使われています。
引き振袖
成人式のときに着るような振袖の袖と裾が長くなった和装のことを引き振袖といいます。
ボリュームが控えめのため、色直しで選ばれることが多いです。最近では、引き振袖の上に白無垢や色打掛の打掛を羽織るアレンジの人気が高まっています。
振袖
成人式の際に着ていた振袖を結婚式でも着るというケースもあります。
独身最後の衣裳というのと、両親が用意してくれた振袖をもう一度着たいという理由から選ばれています。
民族衣装
韓国や中国国籍の花嫁様が良く着られているのがチマチョゴリやチャイナ服。
沖縄出身の花嫁さんも流装という民族衣装を着られることもあります。
通常ドレスや和装で色直しをするのですが、思い入れのある民族衣装がある場合その衣裳を着ることが可能です。
その場合、式場を契約する前に民族衣装を着る旨を伝える必要がありますので忘れずに伝えておきましょう。
どんな組み合わせがあるのか、ウエディングスタイル紹介
先ほど花嫁衣裳には7つの種類があることを紹介してきました。
着られている最も多い衣裳がウエディングドレスであることを紹介してきましたが、実際に結婚式で花嫁衣裳を着用した回数というのは以下の通りのデータが出ています。
【結婚式で着た衣裳の数】
1回12.5%
2回66.6%
3回8.8%
【色直しの組み合わせ】
ウエディングドレス×カラードレス 60.3%
ウエディングドレスのみ 11.9%
ウエディングドレス×色打掛 7.9%
ウエディングドレス×白無垢 3.2%
ウエディングドレス×ウエディングドレス3.1%
ウエディングドレス×白無垢×色打掛 1.5%
白無垢×色打掛 1.4%
ウエディングドレス×カラードレス×色打掛1.4%
※3着着ている数字は首都圏データでは10%未満ですが、東北地方や九州地方では20%前後と高い数字となっています。
どちらのデータもゼクシィトレンド調査2019より引用しています。(https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_report_06shutoken.pdf)
データを見てわかるように一番人気なのがウエディンドレスとカラードレスの組み合わせなのですが、他にも様々な組み合わせがあることも分かります。
そこでここではウエディングスタイルの3通りの組み合わせの紹介をしていきます。
- ウエディングドレス×○○
- 白無垢×〇〇
- 1着や3着~4着
合わせてそれぞれの組み合わせのメリットデメリットや式場との相性も紹介していきますので、自分好みのイメージがどれか探してみてくださいね。
ウエディングドレス×○○
結婚式で着る割合が一番多いのが2着。
挙式でウエディングドレスを着ることを前提とした組み合わせで考えられるのは、洋装・和装・民族衣装の3通りです。
ホテルや結婚式場、ゲストハウスなどで最も選ばれている組み合わせになります。
ウエディングドレス×洋装
色直しの組み合わせで最も多いのがカラードレス。
実はカラードレスというのは日本ならではの花嫁衣裳で、ウエディングドレスの他にもドレスを着たい花嫁に人気の衣裳です。
最近では、カラードレスではなく、アイボリーやベージュカラーのウエディングドレスを色直しの2着目として着るというのも人気が出ており、ウエディングドレスを2度楽しみたいという花嫁も増えてきています。
【洋装を組み合わせるメリット・デメリット】
<メリット>
・和装に比べて予算を抑えられる
・色直し時間が少なくて済むため、中座後の滞在時間が長く取れる
・最も種類が豊富な衣裳のため選ぶ楽しさがある
・テーマウエディングに合わせたカラードレスが選べる
・ドレスを2度楽しめる
<デメリット>
・定番の組み合わせなので人とは違う結婚式にしたい人には物足りない
・選ぶ種類が多く、ドレス迷子になりやすい
ウエディングドレス×和装
ウエディングドレスも和装もどちらも楽しみたいという人に人気なのが色直しに和装を着るパターン。和装の色直しで最も人気が高いのが色打掛。他にも白無垢、引き振袖、振袖があります。
ウエディングドレスからの雰囲気がガラッと変わるため、衣裳に興味のない男性ゲスト陣にも変わったことに気付いてもらえます。
ただし、色直しでドレスの2倍近い時間がかかってしまうため、ゲストとの時間が少なくなってしまうことがあります。
【和装を組み合わせるメリット・デメリット】
<メリット>
・華やかさがぐっと増す
・洋装も和装もどちらも楽しめる
・日本らしさを楽しめる
・色打掛:和装で最もボリュームがあり華やか
・白無垢:洋装から和装のチェンジで花嫁のみに許された白を楽しめる
・引き振袖:ボリュームが控えめな分、軽く動きやすい。また本来の花嫁衣裳の形を楽しめる
・振袖:ボリュームが控えめで動きやすく、両親や祖父母に喜ばれる
<デメリット>
・料金がドレスの2倍ほどかかる衣裳が多い(色打掛の場合)
・色直しに時間は40分以上かかるため、会場にいられる時間が少ない
・和装の着付け料金として追加料金が発生することがある
ウエディングドレス×民族衣装
色直しは自分の地元の衣裳を着てゲストや親族に披露したい場合、民族衣装を選ぶ人が多くいます。
その地域の雰囲気を味わえるため、馴染みのあるゲストも知らないゲストからも楽しんでもらえる衣裳です。
【民族衣装を組み合わせるメリット・デメリット】
<メリット>
・その地域の雰囲気が楽しめる
・色直し料金が発生しないため予算を抑えることが出来る
・その人らしい結婚式にすることが出来る
<デメリット>
・着替えられるスタッフがいない場合、着替えを誰かにお願いする必要がある
・持ち込み料、保管料が発生することがある
・自分自身で衣裳の準備、持ち運びをしなくてはならない
白無垢×〇〇
神前式や仏前式などの場合、神社などの会場からの指定で白無垢を挙式に着なくてはならないケースがほとんどです。
その場合、白無垢と他の衣裳と組み合わせることになります。
式場との契約内容にもよりますが、組み合わせられる衣裳は和装・洋装・民族衣装です。
白無垢×洋装
挙式では日本らしい白無垢で挙式をした後、披露宴会場では洋装に色直しをして入場することが出来ます。
ウエディングドレスでもカラードレスでもどちらでも構いません。
ただし、挙式会場から披露宴会場の移動時間や会場の広さによって色洋装への色直しが難しい場合があるため、事前に式場に確認しておく必要があります。
また、チャペルで白無垢を着たいという希望がある場合も、人前式が出来る式場であればOKが出るケースがあるため、その場合も式場に確認しておきましょう。
【洋装を組み合わせるメリット・デメリット】
<メリット>
・雰囲気をがらっと変えることが出来る
・洋装も和装もどちらも楽しめる
<デメリット>
・着替えに時間がかかるため移動距離によっては難しいこともある
・会場が狭い場合、ボリュームのあるドレスが着られないこともある
白無垢×和装
和装婚で最も多いのが、白無垢から色掛けに色直しする場合。
中に着ている掛下着という引き振袖のような物を共用すれば打掛を羽織り直すだけなのですぐに色直しすることが出来、時間短縮が可能です。
最近では掛下着の代わりに引き振袖を着用する場合があり、その場合、白無垢を脱げば引き振袖として楽しむことが出来るため、色直しを簡単に行うことが出来ます。
【和装を組み合わせるメリット・デメリット】
<メリット>
・洋装に比べて色直しが簡単に出来る
・色直し時間が少ないためゲストとの時間を長く取れる
<デメリット>
・色打掛の料金が高いものが多く予算が倍になりやすい
・中の掛下着まで変える場合、着替え時間がかかってしまう
白無垢×民族衣装
新郎新婦の双方やどちらかが多国籍だった場合、日本の和装婚も楽しみつつ、自分の国籍の結婚式も楽しみたいと思う人がほとんどです。
その場合、挙式は神前式を楽しみ、披露宴会場では民族衣装でその国の雰囲気を楽しむケースが多いです。
【民族衣装を着るメリット・デメリット】
<メリット>
・日本と相手の国のどちらの結婚式も楽しめる
・衣裳代がかからずに済む
<デメリット>
・両家に民族衣装を着ることの承諾が必要
・民族衣装に着替えさせてくれる人が必要な場合がある
1着、3着~4着
首都圏は3着以上着るケースというのはあまりありません。
というのも、中座時間が減ってしまうとゲストと触れ合える時間が減ってしまうため。
しかし、東北地方や九州地方など、新婦が主役であり華やかな結婚式が好まれる地域では色直しは2回以上することが定番であったりもします。
そのため色直しに関する着数は地域によって異なります。逆に1着のみで結婚式を通すことももちろん可能です。
お気に入りのウエディングドレスであったり、予算の関係で1着のみにすることがあるため、着数は自分の好みで決めるといいでしょう。
【1着のみで過ごす場合のメリット・デメリット】
<メリット>
・お気に入りの衣裳である場合、ずっと着ていることが出来る
・色直しをしないため、費用を抑えることが出来る
・中座する必要がないため、披露宴の間会場にいることが出来る
<デメリット>
・色直しが当たり前だと思っているゲストからは物足りないと思われることも
・中座が必要がなくてもお手洗いの時間を設ける必要がある場合も
【全部で3~4着着る場合のメリット・デメリット】
<3着の組み合わせ例>
・ウエディングドレス×カラードレス×色打掛
・白無垢×色打掛×引き振袖
・白無垢×色打掛×洋装
<メリット>
・どれも雰囲気が違ってくるため色直しごとに変わる花嫁姿を楽しむことが出来る
・華やかさがある
<デメリット>
・着数を変えるだけ衣裳代がかかる
・色直し時間がかかるため会場にいられる時間が少ない
花嫁衣裳には決まりはないため好きな衣裳を着て楽しい結婚式に!
今回は花嫁衣裳の組み合わせや種類について詳しく紹介してきました。
どのような衣裳を組み合わせるかは人によって違ってくるため、まずは自分がどのような衣裳を着たいのか知ることが必要です。
華やかさや花嫁衣裳を楽しむことを重視するなら着数は多い方がいいですし、ゲストと一緒にいる時間を楽しみたいなら洋装から洋装、和装から和装、1着のみなど、着替え時間が掛からない組み合わせを重視したほうがいいでしょう。
様々な種類がある花嫁衣裳ですから自分の好みの衣裳は必ず見つかります。結婚式で重視すること、自分の好みを理解して、納得いく衣裳を見つけられることを願っています。
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・サロンスタジオ「レアルーク」
東京都中央区日本橋小網町4-4-2F
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