日程や式場も決まり、いよいよ本格的に結婚式の準備が始まると次に考えるのは、やはりウェディングドレス。
ウェディングドレスには、こだわりや思い入れの強い花嫁さんも多いのではないでしょうか？！
ウェディングドレスの誕生や、歴史の中でどんな進化を遂げてきたのかなどを知っておくとドレス選びがより楽しくなります！
今回は様々な視点から、ドレスの魅力に迫ります！
ウェディングドレスの歴史
ドレスの誕生と進化
ウェディングドレスはドレスの中でも特別なドレス。
古代エジプトの時代から、結婚式では白いドレスが着られていたのです。
当時は白い布を重ね、ねじって寄せたものを身に纏っていました。
正式に残されている最も古い記録は、今から500年以上前。
ヨーロッパを起源とし、その後、西洋への拡散に伴い世界中で普及しています。
フランスの貴族の結婚式で披露された、真珠や宝石で刺繍された豪華で華麗なドレスは、まさに富と美しさを象徴するものでした。
女性の地位とドレスとの関係
中世では、様々な色の生地や刺繍、装飾品などのドレスで、花嫁の家の経済力や社会的な地位などを誇示していました。
それを“女性の憧れ”にまで押し上げたのは1840年にヴィクトリア女王が結婚式でお披露目したドレスだと言われています。
サテンの真っ白に輝く5mを超えるロングトレーン、そして繊細な装飾が施されたベールは、瞬く間に女性の心を奪い“理想の花嫁像”として世に広まりました。
その後、アメリカで女性の地位が認められた1920年代には、ミニスカートのドレス。
60年代のボヘンミアン時代には、華美なレースやチュールを用いないシンプルなコットンガウン。
そして、90年代には都会的でセクシーなイメージのスリップドレスなど、それぞれの時代において「自分のスタイルや主張を表現する服」としての役割も担うようになりました。
ドレス選びに重要なコトとは？
“自分にぴったりの1着を探す”ということは「自分自身とよく向き合うこと」です。
「シンプルなものが好きだったけど、プリンセスのような豪華なドレスに惹かれる」
「大人っぽい雰囲気は似合わないと思っていたけど、着てみると思った以上にマッチした」
など、自分でも気がついていない一面を発見する方も多いと思います。
人生の中で、こんなに長い期間をかけて選ぶ服はウェディングドレス以外にはありません。
自分の好みや身体と向き合い「人からどう見られたいのか」「自分はどんな人間なのか」を改めて考えさせてくれるきっかけとなることでしょう。
人生の一大イベントの前に訪れるこの貴重な体験を、気後れすることなく是非じっくりと楽しんでみてください！
ウェディングドレスの魔法
ドレスデザイナーからこんな話を聞きました。
ドレスサロンには、たまにウェディグドレスにあまり興味のない花嫁さんもお越しになられます。
少し、渋々気味の様子でドレスを試着するのですが、ドレスを纏い鏡で自分の姿を目にすると魔法がかかったように変貌を遂げるのです。
真っ白な純白の生地、身体のラインを美しく際立たせるシルエット、そしてシルクの最高の着心地。
今までにこんな自分を見たことがない！という表情で、鏡の前に立ち尽し、思わず笑みがこぼれるそうです。
ドレスには眠っていた“自分自身の本当の美しさ”を目覚めさせてくれる、不思議な力があるのかもしれませんね！
ウェディングドレス歴史のまとめ
小さな頃から絵本やテレビで目にするプリンセスのドレスは、女性にとって永遠の憧れです。
結婚式で身に纏うウェディングドレスは、幼心に抱いたそんな憧れや、夢を実現させてくれる、特別なアイテムです。
悩み抜いて選んだドレスは、自分自身の生き方や、スタイルを主張してくれるものとなるでしょう。
人生の晴れ舞台に向けて、最高の一着に出会えることを祈っています。
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